愛犬を連れての旅行は飼い主としてはとっても楽しいですが、わんちゃん自身は旅行を楽しめているのかな?ストレスを感じていないかな?と心配になることもあります。
この記事では、わんちゃんが旅行中に感じるストレスについて、また、ストレスへの対策について、獣医師でペットライターの桜井えみ先生に専門家の立場から解説してもらいました。
監修者:桜井えみ先生(獣医師資格保有 ペットライター)
もくじ
旅行は犬にとって楽しい?
まず一番気になる、「旅行は犬にとって楽しいのか?」の結論から申し上げます!
愛犬も飼い主さんも、性格も違えば、旅行の行き先も違うので、あえて申し上げるとすれば「楽しいかどうかは、それぞれです」という結論になってしまいます。
なぜなら、普段と違う環境にストレスを感じる犬もいれば、ぜんぜん平気な子もいます。
また、飼い主さんが行きたいところを優先して、わんちゃんを連れまわすような旅では、環境変化にストレスを感じないタイプの子であっても、疲れてしまって、それがストレスになってしまう場合もあります。
わんちゃんの性格や体調を第一に考えて旅程を組んだり、好きな遊びを組み込んだり工夫することで、わんちゃん自身も「初めてのところでも楽しい!」と思えるようになります。
旅行とは本来、普段とは違う環境で羽を伸ばしたり、ゆっくりとリラックスしたり、観光や新しいことに挑戦したりして”楽しむ”ことです。
わんちゃんもそんな風に旅行を”楽しんでいる飼い主さん”と一緒に遊んだり、リラックスすることは嬉しいことなのです。
また、普段よりも長い時間一緒に居られることで、お互いの絆が深まることも期待できます。
双方がストレスを感じずに旅行を楽しむためには、最低限しておかないといけないしつけや、犬の抱えやすいストレスに対する理解が必要になります。
今回はその中でも「犬のストレス」に焦点を当てて解説したいと思います。
旅行の準備やしつけについては、以前の記事で解説していますので、そちらを参考にしてください。
獣医師監修【愛犬との旅行】に向けての準備。クレートトレーニング、しつけ、必要な持ち物、便利グッズなど – Withわん | 愛犬お出かけ口コミ(クチコミ)サイト
獣医師・桜井えみ先生が解説する旅行までの準備スケジュール。トレーニング、持ち物の準備は「旅行の前日にすればいい!」というものではなく、時間をかけての準備が必要です。旅先が決まらなくても「愛犬と旅行がしたい!」と思い立った時から、すぐに始めましょう。愛犬との旅行を準備万端で楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
旅行中に愛犬が受けるストレスとは?
犬も人間と同様に様々な要因でストレスを感じます。
まずは、わんちゃんが旅行中に受ける可能性が高いストレスの種類を5つ紹介します。
①移動によるストレス
犬は乗り物に乗って移動するということにストレスを感じます。
車や電車などといった密閉空間に長時間いることや、振動や音もストレス源になります。
目まぐるしく流れていく景色や振動により乗り物酔いをしてしまい、それがストレスになる子もいます。
普段の生活の中で、車や電車移動を取り入れて移動に慣らせておくことも良いでしょう。
車移動については、こちらの記事も参考にしてください。
愛犬とのドライブ、乗り物酔いはどうする?ポイントと注意点
獣医師監修【愛犬とドライブ】車酔いや休憩はどうするべき?注意点やポイント、おすすめスポットも紹介するよ♪ – Withわん | 愛犬お出かけ口コミ(クチコミ)サイト
獣医師の桜井えみ先生による解説。まずは、車に乗ることを好きになってもらうための準備が大切です。3ステップに分けて説明します!まずは車のエンジンもかけずに、短時間だけ車に乗り込む練習をしてみましょう。わんちゃんが不安にならないように、最初はドアを開けたままで練習してもOKです。愛犬とのドライブの参考にしてください。
②周りに知らない人がいるストレス
移動によるストレスに加えて、特に電車などの公共交通機関を使う場合は、飼い主さん以外の見知らぬ人が周りにいることもストレス源になります。
電車では、いろいろな人が入れ替わりで乗ってくるので、びっくりしたり、恐怖からストレスを感じる犬もいます。
旅行先で会う人や犬はまったく知らない人ばかりです。
知っている人は「飼い主さんだけ」になってしまいますので、人や犬に慣れるのに時間がかかる子は特にストレスを感じやすいので気をつけましょう。
③知らない場所によるストレス
犬にとって知らない場所は何が起こるのか予想できないこともあり、不安です。
「知らない場所」と一言で言っても、何もないだだっ広い場所が苦手だったり、ショッピングモールのような施設が苦手だったり、その両方だったり、犬によって様々です。
愛犬は、どんなところが苦手なのか?普段から良く観察して、旅行のプランを決める時に考慮すると良いでしょう。
④普段と違う食事によるストレス
今は、わんちゃん専用の食事を用意しているホテルや旅館も増えてきています。普段と違う場所で食べる普段と違うお食事に戸惑ってしまう犬もいます。
まったく手をつけない子もいるので、普段から食べ慣れているフードは必ず持っていくようにしましょう。
⑤運動不足によるストレス
移動に時間がかかってしまったり、ホテルの部屋の中にいる時間が増えると運動不足からストレスを感じる犬もいます。
移動中はこまめに休憩をとって散歩をさせる、またホテルはドッグランや近くにお散歩コースのあるホテルを選ぶなどの工夫も必要です。
最近はドッグランが併設されている高速道路のサービスエリアも増えているので、途中で気分転換や運動をさせることも有効です。
犬のストレスのサイン、カーミングシグナルとは?
犬は言葉がしゃべれないので、旅行中に愛犬がストレスを感じているかどうかを知るためには、「カーミングシグナル」を知っておきましょう。
カーミングシグナルとは、ストレスや不安を感じたときに動物が出す自分を落ち着かせる行動・相手に自分の気持ちを伝えるための行動です。
人間でも、緊張した時に深呼吸をしたり、自分を落ち着かせるために無意識な貧乏ゆすりや、机をトントントントンと叩いたりする人もいます。犬のカーミングシグナルもこれに似たような行動と言えるでしょう。
以下は、犬がストレスを感じたときに出す代表的なカーミングシグナルです。
①あくびをする
あくびは犬のカーミングシグナルとして良く知られています。
眠い時にもあくびをしますが、犬は緊張や不安を感じるとあくびをします。
眠い時はあくびをして眠ってしまいますが、寝ないであくびを頻繁にしているようならストレスを感じている可能性が高いです。
②目をそらす
目をそらす仕草は、新しい環境に不安を覚えていたり、知らない人や犬と出会った時に良くみられるカーミングシグナルの一つです。
視線をそらすことで相手に敵意がないことを知らせたり、率直に「関わりたくない」という意思表示でもあります。
ストレス源となっている対象から当ざけてあげるようにしましょう。
③体をぶるぶる震わせる
体をぶるぶると震わせることは、緊張や不安からこわばった筋肉や身体をほぐそうとするカーミングシグナルです。
また、身体が濡れていたり、虫や落ち葉などが毛にくっついていたりする時にもぶるぶる震わせることもあります。
そのような原因が見当たらないのにこの仕草をする時は、ストレスを感じている可能性が高いです。
④前足をぺろぺろ舐める
前足を舐めるのは、「私をかまって!」というカーミングシグナルの一つです。
子犬では、良く見られる仕草ですが、赤くなるほど舐めていたり、長時間舐めている時は要注意です。
頻繁に見られるようなら、声かけやもう少し長い時間遊んであげるなどの工夫をして解消しましょう。
ここに挙げたのはカーミングシグナルの一例です。
他にも、体を掻きむしったり、伸びをしたり、歯をカチカチさせたり…とその子によっても様々な仕草があります。
1~2回ならたまたまかもしれませんが、繰り返しこれらの行動を愛犬がしている場合には、ストレスを感じている可能性が高いです。
一見、何気ない行動のようですが、普段から表情や様子をよく観察して、普段と違う仕草を頻繁にする場合にはストレスを感じている可能性を考慮して、早めに対処してあげることが大切です。
「何に対してストレスを感じているのか」を探りましょう。
ストレスの原因がわかれば避けてあげましょう。
すぐにストレスの原因が取り除けないような時でも、飼い主さんが優しく声をかけたり、撫でてあげたり、抱っこしてあげるなどのストレスを和らげるためのケアをしてあげてください。
犬は、ストレスを受け続けると、吐く・下痢をする・ご飯を食べなくなるなど体調が悪化することもしばしばですのでカーミングシグナルを見逃さないようにすることが大切です。
次の章では、旅行中にカーミングシグナルが現れた時の対処法についてもう少し詳しく見ていきます。
旅先でカーミングシグナルが現れたら?
移動中や知らない場所でカーミングシグナルが現れた時にできる対策を紹介します。
①声をかける、優しく撫でてあげる
移動中などで、すぐに対応ができない場合でも「〇〇ちゃん、大丈夫だよ。もうすぐ着くからね!」と名前を読んで優しく声をかけてあげましょう。可能であれば、撫でてあげたり、マッサージをしてあげるようにしましょう。
②オモチャで遊び、気を紛らわす
普段から遊び慣れているおもちゃや、逆に興味を引くような新しいおもちゃをあげたりしてストレス源から気をそらしてあげるのも有効です。
③大好きなおやつをあげる
おやつをあげ過ぎるのは健康上も良くないので、最終手段として取っておきましょう。
まずは声かけやおもちゃで気をそらすこと。それでも効果がなかった場合におやつあげることを考えます。
おやつも普段からあげている大好きなおやつ、また、普段とは違うちょっと特別なおやつを用意しておくと良いでしょう。
④使い慣れている/飼い主の匂いがついたブランケットなどを側においてあげる
知らない場所で飼い主さんの姿が見えていないことに不安やストレスを感じる子もいます。
クレート(キャリー)に飼い主さんの匂いがついたブランケットや着古した洋服などを入れてあげるのも効果的です。
⑤安心できる場所を用意してあげる
移動中や旅先で「安心できる場所」を作ってあげることも対策の一つです。
クレート(キャリー)を「安心できる場所」にする、
ペットアドバイザー によるクレートトレーニングのやり方の記事も参考にしてください。
【クレートトレーニングのやり方】成犬でも無理なく楽しく行う方法を専門家が解説!災害や旅行にも役立つ! – Withわん | 愛犬お出かけ口コミ(クチコミ)サイト
ペットアドバイザーの「こばヤン」さん解説。Q&A:成犬でもトレーニングできますか?A.できます! クレートトレーニングの基本、順を追ったステップ、注意点などを解説。愛犬に「クレート=安心できる場所」と思ってもらうことで、旅行のときだけではなく、災害時や普段の生活にも役立ちます。
愛犬と旅行中のストレス VS お留守番中のストレス
愛犬と旅行するときのわんちゃんのストレスが心配なので、旅行に連れて行かない方が良いかな?と思った飼い主さんもいらっしゃるかも知れません。
しかし、旅行に連れて行かずにお留守番をさせることで感じるストレスもあるのです。
この章では、お留守番で犬が感じるストレスを解説します。
愛犬を旅行に連れて行かない場合のお留守番の方法としては、一般的には以下の手段が考えられます。
①ペットホテル(知人宅)などに預ける
②お家でお留守番させる
それぞれのシチュエーションで犬が感じうるストレスを解説します。
①ペットホテル(知人宅)などに預ける
1) 飼い主さんがいないことによるストレス
飼い主さんがいないと不安を感じてしまう分離不安のある犬の場合は、預けている最中ずっとご飯を食べなかったりすることもあります。
2) 環境の変化によるストレス
環境の変化によるストレスがあります。
初めてのペットホテル、初めての知人宅などでは特にストレスを感じやすいです。
これは、旅行に連れて行く際に「知らないところへ行くストレス」と一緒ですが、飼い主さんが近くにいない分、余計に不安を感じてしまいます。
3) 周りに他の犬がいる、飼い主さん以外が世話をするストレス
ペットホテルはほとんどが完全個室ではなく、周りに他の動物がいる環境になります。
他の子の鳴き声や姿におびえる、飼い主さん以外に触られるストレスを感じてしまうことが考えられます。
ペットホテル(知人宅)に預ける時にストレスを感じないようにするには?
何でもない時に、ペットホテルの「お試し預かり」体験をしてみることをおすすめします。
「お試し預かり」を積極的にやってくれるペットホテルもありますし、そのようなプランがなくても1~2時間だけ預けて様子を見てみましょう。
ペットホテルを使わなければならないのは、旅行だけではありません。飼い主さんが病気で入院したり、冠婚葬祭でどうしても面倒が見られない場合があり、これらは突然に決まることが多いです。
何度か遊びに行ったことがある場所なら、わんちゃんはもちろんのこと、飼い主さんも安心です。
いざという時に焦らないように、ペットホテルをいくつかお試しして、愛犬が安心できる場所を見つけておきましょう。
②お家でお留守番させる
1) 家に誰もいないストレス
犬は集団の中で生活する動物です。飼い主さんがいなくなり1人ぼっちになってしまうことがストレス源となります。
2) お散歩にいけないストレス
飼い主さんが旅行をしている間、お散歩に行けない場合は、これもストレスになります。
特に誰もいなくてストレスが溜まっている上に、お散歩で身体を動かしてストレス発散もできない状態だと、家の中で暴れてしまう場合もあります。
お家でお留守番させる場合にストレスを感じさせないようにするには?
いつもお家に誰かいるような場合は、わんちゃんは1人の環境に慣れていません。
そのようなご家庭の場合は、あえて短い時間からでも良いので1人でいる時間を経験させておきましょう。
「良い子にお留守番をしていれば、やがて飼い主さんが帰ってくる」という経験も必要です。そして良い子にお留守番できたら、たくさん褒めてあげましょう♪
旅行でお留守番をさせる時には、ペットシッターさんや知人の方に頼んで、1日に1回は様子を見にきてもらうと良いでしょう。可能であれば、お散歩をさせてもらいましょう。
ただし、飼い主さん以外との散歩に慣れてないと、脱走などの思わぬトラブルになってしまうこともあるので、旅行の前にペットシッターさんや知人の方と一緒に散歩しておくことをおすすめします。
結局、犬にとっては旅行とお留守番どっちがいいの?
ここまでで見てきたように、旅行を一緒にする、お留守番をさせる、どちらの場合でも犬はストレスを感じることがあります。
飼い主さんが、わんちゃんのストレスにすぐに対応してあげられるという点では、一緒に旅行に連れて行く方が良いとも言えます。
ただ、移動や環境変化自体が強いストレスとなる子もいるので、愛犬の様子をよく観察することが大切です。
いずれにしても、旅行の場合は近場から、お留守番の場合も一時預かりなどを利用して、愛犬が急に大きなストレスに晒されることのないように、まずはお試しをして慣らしていきましょう。
旅行は犬にとって楽しいのか?【まとめ】
この記事では、愛犬を旅行に連れて行くことは愛犬にとって楽しいのか?ということについて解説してきました。
犬は環境の変化によるストレスを感じやすいので、旅行には連れて行かずにお留守番させる場合でも受けるストレスがあります。
旅行には、飼い主さんと一緒に新しいことに挑戦したり、一緒にリラックスしたりすることで、信頼関係を築いたり、絆を深めたりすることができる魅力があります。
愛犬も飼い主さんも楽しい旅行にするためには、事前の準備や旅行中に犬が受けるストレスについて理解することが鍵となります。
◆旅行中に犬は、以下のような種類のストレスを受ける可能性があります。
1) 移動によるストレス
2) 周りに知らない人がいるストレス
3) 知らない場所によるストレス
4) 食事によるストレス
5) 運動不足によるストレス
ストレスの種類は様々ですが、愛犬のペースに合わせて旅程を組んだり、好きな遊びなどをプランに組み込んであげるなどの工夫をすることでストレスを軽減して、わんちゃん自身も「楽しい」と思う旅にすることができます。
また、犬がストレスを感じた際に発する仕草、「カーミングシグナル」についても紹介しました。
◆犬に良く見られる「カーミングシグナル」には、以下のようなものがあります。
1) あくびをする。
2) 目をそらす。
3) 身体をぶるぶる震わす。
4) 前足をぺろぺろ舐める。
これらは一見何気ない仕草ですが、繰り返ししている場合は、ストレスを感じている可能性が高いです。
カーミングシグナルを見かけた際には、ストレスの原因となるものを取り除いてあげましょう。
ストレスの原因がわからなかったり、すぐに取り除くことができないような場合でも、飼い主さんが優しくケアしてあげることが大切です。
私たちでも、言葉が通じない場所への初めての海外旅行に行く時はドキドキしますよね?
そんな時に現地語を話せる友人などがいれば心強いのと同じで、犬にとっては飼い主さんがその役割となります。
◆カーミングシグナルが見られた時に飼い主さんができるケア
1) 優しく声をかける、撫でてあげる。
2) お気に入りのおもちゃで気を紛らわす。
3) 大好きなおやつをあげる。
4) 飼い主さんの匂いのする毛布などを近くに置く。
5) 犬が安心する場所を作ってあげる。
ケアをしても、愛犬が極度にストレスを感じているな?と思ったら、思い切って旅程を早めに切り上げたり、プランを変更することも考慮に入れておきましょう。
プランを決める際には、愛犬の性格別の旅行先の決め方の記事も参考に見てみてください。
獣医師監修【愛犬との旅行】旅行先の決め方、選び方、注意点|ポイントやわんこの性格別おすすめの旅先とは? – Withわん | 愛犬お出かけ口コミ(クチコミ)サイト
獣医師の桜井えみ先生に、愛犬との旅行先の決め方やポイント、わんちゃんの性格別のおすすめの旅先を解説してもらいました。以下では、獣医師の観点からおすすめの愛犬の性格別の旅行先を考えてみましたので、ご自身のわんちゃんの性格と照らし合わせて、愛犬と一緒に楽しく旅行をしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、しつけや持ち物など事前準備をすることで、旅行中のストレスを軽減することができます。
愛犬旅行のしつけと準備の記事の参考にしてください。
獣医師監修【愛犬との旅行】に向けての準備。クレートトレーニング、しつけ、必要な持ち物、便利グッズなど – Withわん | 愛犬お出かけ口コミ(クチコミ)サイト
獣医師・桜井えみ先生が解説する旅行までの準備スケジュール。トレーニング、持ち物の準備は「旅行の前日にすればいい!」というものではなく、時間をかけての準備が必要です。旅先が決まらなくても「愛犬と旅行がしたい!」と思い立った時から、すぐに始めましょう。愛犬との旅行を準備万端で楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
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